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三昧 -live in clover-
気泡 2005-2007
気泡 2008-

版画(学生期)
その他
 
気泡 2005-2007

素材:アニメーション/写真 制作年:2005-2007

この作品を始めたきっかけは、私のある直感でした。
パリのカフェでガス入りミネラルウォーターの気泡を眺めていて、
「無数の空気の粒粒たちは、水という世界を潜り抜けては消えてゆく。
その無常さは私たちの存在にどこか似てはいないか、
スピードの速い情報社会を急ぎ生きる私たちそのものではないか。」

この直感を検証すべく、写真や映像を使って制作をしています。

気泡と周囲の環境や風景の映り込みをモチーフとした映像と写真。
仏教では「全ての存在は本来<空性>を持っている」と説いています。
それはたぶんそうで、人は訓練により言語やマナーや社会性を身につけていく。
常に何かに影響されて、人間となっていく。
そこで、人間が生きている(環境+人)という状態は、水の中の空気の粒に例えられると
仮定します。

― アニメーション ー
◎気泡研究 vol.1:The Landscape<風景> 1分40秒 2005年
空気の粒は本来透明で中立の存在です。
実際には炭酸の粒が弾けて空気になって、周りの景色に溶けていくのですが、ひっくり返すと風景が粒子になって弾けて空気に溶け込む。
蒸発する風景をモチーフに、カラフルかつミニマルなアニメーションを制作しました。
 
◎気泡研究 vol.2:The Life of bubble<泡生活> 90秒 2007年
人生の苦悩/解脱を発泡に見立てて描いたドローイングを連ね動画化しました。 
モノクロームのアニメーション。

― 写真(インクジェットプリント) ―
<泡像>:The portlait of bubble 2005-07年
もともとアニメーションを制作するための観測として始めました。
コップの中の炭酸水をいろいろな場所で撮影しています。

 

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