素材:ラムダプリント 制作年:2008- 2008年より撮影している現在進行形の作品。ハードカバーサイズの小さな水槽に炭酸水を入れます。 モチーフは主に風景と花。 東京近郊に集う人々にとって、休日の庭のような存在の湾岸の風景と自作のいけばなを撮影しています。 花については岡倉覚三(天心)が「茶の本」の中で以下のように書いています。 「原始時代の男は、恋人にはじめて花輪をささげたとき、それによって獣性を脱した。かれはこうして、粗野な自然の本能を超克して人間らしくなったのである。」「無用なものの微妙な用途をみとめたとき、はじめて芸術の国へ足を踏み入れたのである。」 獣を人間に変えた。象徴的な存在として花。